アンティーク・スモッキング刺繍ブラウス

2014年03月13日

スモッキング刺繍の服を見ると、小さな時に着ていた胸元にスモッキング刺繍が施された白い衿付きのワンピースを思い出す方は、多いかもしれませんね。白い靴下・黒のエナメルの靴のコーディネートで、お出かけする【スモッキングday】は、子供にも「今日は、お行儀よくする日」だってことが、わかりました。
アンティーク1古着
タック・ギャザーの中に、当時の空気をふくんでいるような優しい色合いの、スモッキング刺繍ブラウスを着ると「今日はお行儀よくする日」今も変わらず思います。
アンティーク古着
そんな、命令もお説教もしない、リボンが似合う「お行儀の先生」のことを今日は少しお話します。

アンティーク古着
アンティーク古着

スモッキング刺繍とは

立体感のある刺繍で”ひだ飾り”とも言われます。布にタックをとり、そのタックの山に刺繍糸を幾何学的に通しながら、糸の色・ステッチの組み合わせで、いろんな柄を刺していく手法です。
» Robe vierge シャーリングブラウス
アンティーク1古着

スモッキング刺繍の歴史

英国のアングロサクソン時代より、ヨーロッパを中心に愛され続けてきた伝統的な刺繍技法。日本には大正時代に伝えられ、その刺繍技術は上流子女の教養として発展し流行しました。元々はハンドメイド刺繍で一針一針縫われていましたが、60年代以降はミシン刺繍によるスモッキング刺繍も多く見られるようになりました。現在その繊細で上品な技法は、主に高級ベビー&子供服に使われる他 大人向けには、ナチュラルテイストのスモックやバッグなどの雑貨に、ラフな雰囲気で使われることが多いようです。
アンティーク古着

スモッキング刺繍の名前の由来

ヨーロッパの農民が着ていた丈の長い上着(スモック)に、スモッキングが多く施されていた事から名づけられたといわれ、略されて”スモック”とも呼ばれるようになりました。
スモッキング刺繍ブラウス

スモッキング刺繍の種類