バイアステープの作り方・接ぎ方

2014年08月06日

バイアステープの作り方・接ぎ方の手順と注意点をまとめてみました。初めて作る方でも、かんたんに作れるように紙を使ってご説明しています。
バイアステープの接ぎ方

接ぎ目部分の仕様がわかりにくかったら、生地を裁断する前に写真のように、紙で作ってみると仕様を理解しやすいですよ。

バイアステープの作り方・接ぎ方

バイアステープの作り方

  1. 白い矢印は、生地の地の目線です。地の目に対してバイアスに(45°)線を引きます。写真の折り紙は2つ折りにして折り目を入れています。
    バイアステープの作り方
  2. バイアステープの幅分、裁断します。
    バイアステープの裁断
  3. 2の向きを変えた状態。バイアステープが裁断できました。
    バイアステープの裁断後
  4. バイアステープの接ぎ目の裁断

    1. バイアステープを接ぐところは、このようになります。
      バイアステープの接ぎ目裁断
    2. 2本のバイアステープを中表にして、縫い代5〜8ミリのところをミシンで縫います。
      バイアステープの縫い方
    3. アイロンをかけて、余分な縫い代をカットします。
      バイアステープの接ぎ目の余分な縫い代
      バイアステープの接ぎ目完成

    これで、2本のバイアステープが縫い合わさった状態になりました。

    バイアステープの作り方・接ぎ方の注意点

    バイアステープの裁断

    • 縫い代の端をバイアステープでくるむ仕様の場合は、生地の厚み分を考慮して、バイアステープの幅を出来上がりより多めに裁断して、縫い合わせた後、余分な分を切り落とします。【バイアステープの出来上がり幅×2+0.5~1cm】
    • バイアステープのはぎ目部分(縫い合わせる部分)の裁断に気を付ける。【バイアステープのはぎ目の裁断ー2】の写真のように、表を向けて並べて同じ形になっているか確認します。
    • バイアステープを接ぐ前の準備

      バイアステープの接ぎ方の中で、1番のポイントとなる箇所です。この写真は、少し接ぎ目がずれてしまった失敗例です。バイアステープを接ぐ前に、下記のような簡単な準備をするだけで綺麗に仕上がるのでお試し下さい。
      バイアステープの接ぎ目失敗例

      1. 縫い合わさった状態を想定して、片方の縫い端を縫い代分5〜8ミリ分折り込んでアイロンをあてる。
        バイアステープの接ぎ方アイロン必須の注意
      2. スケール(定規)をあてて、直線になっているかを確認する。
        バイアステープの接ぎ方直線になってるか注意する箇所
      3. 2で直線にした状態のまま生地がずれないように、中表の状態にしてからピンを打つ。
        バイアステープの接ぎ目のピン打ち
      4. ズレないように注意してミシンをかける。
        バイアステープ接ぎ目にミシン
      5. これで、綺麗なバイアステープの接ぎ目ができます。
        バイアステープの完成

      バイアステープは、生地端をくるんだり、見返し代わりにしたり 端始末に使う他、裏に芯を貼ってリボンにも出来ます。
      バイアステープ始末のワンピース
      私は、たくさん作って余った時は、レースのようにクルクル巻いて保管しておきます。
      バイアステープの使い方例
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