アンティークロングコートの解体&サイズダウン

2015年11月13日

アンティークコートの解体&サイズダウン

アンティークのロングコートを解体しました。この記事は前回の→»アンティークロングコートのリメイク の続編です。
アンティークコートのリメイク

前回の記事で下の写真のように丈をカットして、今回は解体して横幅を小さくする工程です。
アンティークコートの丈をカット
もう後戻りができない状態。放置せず、このままいっきにリメイクを完成させるのだ。
裾をカットしたアンティークコート

アンティークコートの解体

通常は表と裏の2枚仕立てが主なのですが、このコートは表地の裏にシーチングが重なって、更に裏が付いた3枚仕立ての仕様になっていました。表地の目が粗く伸びやすい素材なので、形状の変形防止の為にシーチングを重ねてあるのでしょう。
アンティークコート3枚仕立て仕様
シーチングは元のままにしておいて、裏地を薄い素材のものに付け替え、少しでも軽い仕上がりになるようにしました。↓外した裏地
アンティークコートの裏地
裏地を外し終わった状態。
裏面から見た後身頃
袖は表とシーチングを2枚重ねにした状態で、刺繍が施されていました。
解体中のアンティークコート

アンティークコートのサイズダウン

方法は他にもいろいろありますが、今回はこんな風にサイズダウンしました。まず脇で横幅を詰める為に、脇〜袖下をほどきます。
脇線をほどいたアンティークコート

斜線部分をカット

  1. 脇をカット
  2. 新しいかま底から、袖口に向かって線を引いて袖下もカット
    横幅を詰める説明
  3. 袖のおさまりが悪くなったので、かま底から約8センチほどアームホールを解いて、綺麗に袖が付くように微調節して袖を付け直しました。
    アームホールの補正

あとは後中心で背削りを多く&前ダーツの分量を多くして、シルエットを整えたら表地のサイズダウンは完成。次回、裏地の作成〜完成に続きます。
リメイクに使う裏地
Antique clothes→» ローブ ヴィエルジュ お店のサイト
リメイクオーダーを承ってます→» メルスリー・デ・ローブ ヴィエルジュ
紅葉の上に置いたクッキー
お気軽にお問い合わせください☆