ヨーク付きウエストゴムスカートのパターン

2015年10月14日

ワンピースからリメイクした、ヨーク付きのウエストゴムスカートです(裏あり)。ウエストヨークが付いていますが、ほとんどのパーツが長方形なので、「はじめてのパターン作り」としてもお勧めです。
ヨーク付きウエストゴムスカートのパターン

ヨーク付きウエストゴムスカートのパターン

寸法の割り出し方や仕様について、なるべく詳しく説明しています。お好きな生地で作ったり、ワンピースからリメイクして、オリジナルのウエストゴムスカートを作ってみませんか。
こちらのサイトでは、リメイクオーダーも承っています→» メルスリー・デ・ローブ ヴィエルジュ

記事中のパターン寸法

この記事の写真のスカートの、パターン寸法を参考の為、画面上に記載しています。スカートの素材は、表 少し伸縮性のあるポリエステル、裏キュプラ。

ヨーク付きウエストゴムスカートの表パターン

ウエスト、ヒップ寸法を採寸して、丈はお好みで決めてください。

  1. ヨークの横幅を決める

    このスカートは釦やファスナーあきがないデザインなので、ヨーク1周の寸法=ヒップが通過できる寸法が必要です。ゴムウエストの場合、楽に着脱可能なパターンウエスト寸法の目安はヒップ+10センチです。しかし、既製服の場合メーカーによって、同じサイズであっても大きめ、小さめと寸法設定は違ってます。下記に写真のスカートのヨークの横幅&ゴム上がり寸法を各サイズ参考の為に記載していますが、裁断前に必ずご自身のヒップが通過できる着脱可能な寸法かどうかを確認してください。トルソーは9号サイズです。
    ウエストゴム上がり寸法の説明
    ヨーク寸法の決め方

    ヨークの横幅&ゴム上がり寸法(参考寸法)
    サイズ 横幅 ゴム上がり寸法
    S 46センチ 58センチ
    M 48センチ 60センチ
    L 50センチ 62センチ
    LL 52センチ 64センチ

    ゴム上がり寸法は、ゴムの種類によっても違います。

  2. ギャザー分量を決める

    ヨークの横幅が決定してから、スカートの横幅を決めます。付け寸法に対してどの位スカートにギャザーを寄せたいかを検討します。

    • スカートのギャザー率

    少し手間はかかりますが、トワルや余り布にギャザーを寄せてギャザー率を確認→多めに縫い代を付けた現物の生地で仮縫いをするのが1番安心な方法です。
  3. 表パターン

    サイズによって、画像に表記してる数字を入れ替えてパターンを作成して下さい。ヨークの地の目は縦、横どちらでも構いません。
    表スカートパターン

ヨーク付きウエストゴムスカートの裏パターン

このスカートは、薄くて透ける素材だったので裏スカートを付けました。素材や着用するシーズンによって、裏が必要ない場合は表スカートのみ参考にして進行して下さい。↓裏スカート丈は、表スカートより3.0〜3.5㎝短くします。
表裏スカートの丈の差
裏スカートのパターンは、ヨークと縫い合わすところに1ギャザーが入らないものと、2ギャザーを入れたもの2種類を用意しました。記事中の裏スカートは、1のフレアーラインのパターンにしました。

  1. ギャザーなし

    裏スカートをフレアーラインにすると、ヨーク切り替え〜裾のラインがAラインのシルエットの仕上がりになります。

  2. ギャザーあり

    裏スカートを長方形にしてヨークと縫い合わせる上の部分にギャザーを入れると、1よりも下のスカート写真の右側2のように、脇線が黒の線のようにふんわりとしたシルエットになります。

  • 裏スカート2種類

フレアースカートのパターンが難しかったり、なるべく早く仕上げたい場合は、1のパターンで作成されるのをお勧めします。
フレアースカートのパターン作り方記事→» フレアースカートのパターン作り方
タイトスカートのパターン作り方記事→» タイトスカートのパターン作り方

1 ギャザーなしのパターン

ヨークとスカートを縫い合わすところに、ギャザーを入れない場合
裏パターン

2 ギャザーありのパターン

ヨークとスカートを縫い合わすところに、ギャザーを入れる場合
裏パターン2

ヨーク付きウエストゴムスカートの仕様図解

縫い方の説明は、前回の記事に掲載してます。↓
» ファスナー付きワンピースからスカートの作り方
ヨーク付きウエストゴムスカート仕様
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ヨーク付きウエストゴムスカートのパターン作り方