ニットオンニットはダサい｜卒業大人配色レイヤード術完全解説

ニットオンニットは暖かくておしゃれなはずなのに、組み合わせを間違えると一気に野暮ったく見えてしまい、ニットオンニットはダサいかもと不安になり、結局クローゼットの奥に眠らせてしまう方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ニットオンニットがダサいと感じる主な理由を整理しながら、配色や素材、シルエットの整え方やシーン別コーデ術まで、大人が真似しやすいコツを分かりやすく解説し、今日から実践できる具体的なポイントもお伝えしていきます。

ぼんやり見えると感じたら、ニットのどちらかを白や黒、ネイビーなどのベーシックカラーにし、もう一枚で色を楽しむようにすると、簡単にメリハリのある配色になり、小物にも同じ色を少し取り入れると全体がつながってより洗練された印象になります。

色にメリハリがなくぼんやりしてしまう

似たような中間色同士やくすみカラーだけでまとめると、輪郭がぼやけてのっぺりとした印象になり、せっかくのニットオンニットが地味で老け見えしてしまい、顔色まで暗く見えてしまうこともあるので配色には特に気をつけたいところです。

• 明暗差を一段しっかりつける
• どちらかをベーシックカラーにする
• 小物で締め色を足す

ぼんやり見えると感じたら、ニットのどちらかを白や黒、ネイビーなどのベーシックカラーにし、もう一枚で色を楽しむようにすると、簡単にメリハリのある配色になり、小物にも同じ色を少し取り入れると全体がつながってより洗練された印象になります。

全身が古いシルエットで野暮ったく見える

トップスもボトムもゆるく、裾も袖もだらんと長いままだと、今のトレンドから外れたシルエットになり、ニットオンニットが一気に古臭く見えてしまい、せっかくの素材感やデザインの良さが隠れてしまって残念な印象になることも多いです。

• どこか一か所はコンパクトにする
• 前だけインで重心を上げる
• 足首や手首を少しだけ見せる

シルエットが野暮ったいと感じたら、ニットの前だけを軽くインして腰の位置を高く見せたり、袖や裾を少しまくって肌を見せたりして、抜け感と今っぽいバランスを意識し、鏡の前で前後のバランスを確認しながら微調整するとより自分らしい着こなしに近づきます。

今っぽく見えるニットオンニットの配色と素材

次に、ニットオンニットを垢抜けて見せるための配色と素材選びの基本を押さえておくと、手持ちのニット同士でもぐっと今っぽいレイヤードが楽しめるようになり、新しく買い足さなくても組み合わせ次第で印象を大きく変えられるはずです。

明るさの差をつけて立体感を出す

同系色でまとめる場合でも、明るさや濃さに差をつけて重ねると、全体に奥行きが生まれ、ニットオンニットでもすっきりとした立体感を出しやすくなり、ワントーンコーデが苦手な方でも取り入れやすいテクニックなので意識してみましょう。

• 上を明るく下を暗めにする
• 上下どちらかを白や黒にする
• 小物でさらにコントラストを足す

たとえば淡いベージュニットに濃いブラウンのニットスカートを合わせるなど、上下の明るさに差をつけてあげると、同じニットオンニットでもぐっとスタイル良く見えるようになり、そこに白の小物をプラスするとさらに軽さが出て季節を問わず活躍する配色になります。

質感ミックスで重ねても軽やかに見せる

ニットオンニットは質感が似ているもの同士を重ねると重く見えやすいため、ローゲージとハイゲージ、ふわふわとさらっとなど、異なる質感を組み合わせるのがコツであり、触ったときの風合いの違いを意識して選ぶと見た目のニュアンスも自然と豊かになります。

• ざっくりニット×ハイゲージニット
• 起毛ニット×つるっとしたニット
• モヘア×リブニット

たとえばインに薄手のタートルニット、上にざっくりカーディガンを重ねるように質感をミックスすると、同じニット同士でも重さが抜けてこなれ感のあるレイヤードに仕上がり、ボトムにデニムやきれいめパンツを合わせればさらに大人っぽいバランスに整えられます。

たとえば明るい色のショートニットに濃い色のニットスカートを合わせると、目線が上に集まり、下半身のボリュームを拾いにくいニットオンニットコーデを作ることができ、足元に少しヒールのある靴を合わせればさらに全体の重心が上がりスタイルアップも期待できます。

華奢さんがニットオンニットで埋もれないコツ

華奢な体型の人がニットオンニットをするときは、オーバーサイズを重ねると服に着られて見えやすいため、どこか一か所をコンパクトにして軽さを出すことがポイントであり、自分の肩幅や腕の細さがきれいに見えるシルエットを選ぶと華奢さを長所として生かせます。

• インナーはフィット感のあるものにする
• 短め丈で脚を長く見せる
• 首元や手首はあえて見せる

華奢さんの場合、フィット感のあるリブニットにショート丈カーディガンを重ね、ハイウエストボトムを合わせるとニットオンニットでもスタイルアップが狙え、さらにボリュームピアスかマフラーを一点足すと顔周りが華やぎ全体も明るく見えます。

シーン別ニットオンニット正解コーデ

ここからは、休日カジュアルから通勤、お出かけまで、シーン別にニットオンニットがダサい印象にならず、きちんと感やこなれ感を両立できるコーデのポイントを見ていき、自分のライフスタイルに合うバランスを探すヒントとしてぜひイメージしながら読み進めてみてください。

休日カジュアルにちょうどいいニット重ね

休日のリラックスシーンでニットオンニットを楽しむなら、動きやすさとラフさを残しつつ、どこか一か所にきれいめ要素を入れて部屋着っぽくならない工夫が必要であり、近所への買い物やカフェにもそのまま行けるようなちょうどいい抜け感を意識すると安心です。

• ざっくりカーデ×タートルニット
• 足元は白スニーカーで軽さを出す
• キャップやトートで抜け感を足す

スウェット感覚でニットオンニットを着たい休日は、デニムと白スニーカーを合わせつつ、色を二色程度に絞るとラフでもまとまりがあり大人カジュアルに仕上がり、アウターには軽めのコートやマウンテンパーカーを羽織るとこなれた雰囲気も簡単に演出できます。

通勤・オフィスで浮かないきれいめニット

オフィスでニットオンニットを取り入れる場合は、きちんと感を損なわないようシンプルな色とシルエットを選びながら、さりげなくレイヤード感を楽しむのがおすすめであり、ジャケットを羽織る前提で考えると室内外の温度差にも対応しやすく実用面でも安心です。

• ハイゲージニット×ニットベスト
• ボトムはセンタープレスパンツ
• 色は2〜3色までに抑える

クルーネックニットに同系色のニットベストを重ね、ボトムをすっきりスラックスにすればきれいめ通勤コーデが完成し、足元をローファーやパンプスにすれば打ち合わせにも対応できるきちんと感が出ます。

きちんと見せたいお出かけデートスタイル

デートやきれいめなお出かけシーンでは、女性らしいシルエットと柔らかな雰囲気を意識してニットオンニットを組み合わせると、暖かさと華やかさを両立しやすくなり、写真に残ることも多いシーンなので顔映りの良い色を一つ取り入れておくとより安心です。

• ショートニット×ニットスカート
• ウエストマークで脚長効果を出す
• 小ぶりバッグで上品にまとめる

たとえば淡い色のショートニットにニットスカートを合わせ、細いベルトでウエストマークするとメリハリのある女性らしいシルエットになり、コートは淡色ならふんわり、暗色なら引き締まり感が出るので好みで選びましょう。

小物と靴でニットオンニットを垢抜けさせる

最後に、ニットオンニットがなんとなくダサいと感じるときに印象をぐっと引き締めてくれるのが小物と靴であり、ここを整えるだけでコーデ全体の完成度が変わり、手持ちアイテムで調整しやすいのでまず見直してみましょう。

抜け感を出すアクセサリーとバッグの選び方

ニットオンニットは面積が大きく重く見えやすいので、アクセサリーやバッグでツヤ感や抜け感を足してあげると大人らしいこなれた印象に近づきやすくなり、特に顔周りと手元にポイントを置くとシンプルなコーデでも一気にあか抜けて見えます。

• 華奢なネックレスで首元を軽くする
• メタルバングルでツヤを足す
• 小ぶりでかっちりしたバッグを選ぶ

たとえ全身ニットでも、華奢なネックレスやメタル系アクセサリーを一つ足し、レザーの小ぶりバッグを合わせるだけでニットオンニットはきれいめコーデに近づき、色はシルバーやゴールドなどベーシックを選べばどんなニットにも合わせやすく長く使えます。

足元しだいで印象が変わる靴選びのコツ

足元はコーデ全体の印象を左右する重要なポイントであり、ニットオンニットでもスニーカーかブーツか、フラットかヒールかによって見え方が大きく変わってきて、TPOに合った靴を選ぶことで同じ服装でもきちんと感やラフさの度合いを簡単に調整できます。

• きれいめならショートブーツを選ぶ
• 抜け感重視なら白スニーカーにする
• 女らしさを足すならヒールパンプス

カジュアル寄りの日は白スニーカー、きれいめに見せたい日は細身ショートブーツを選ぶなど、ニットオンニットのテイストや季節、天候に合う靴を意識するとバランスも実用性も高まります。

仕上げに効くヘアスタイルとメイクのポイント

ニットオンニットは首元や肩周りにボリュームが出る分、ヘアスタイルやメイクで抜け感を作ると顔まわりがすっきり見え全身のバランスも整いやすくなり、長めの髪の方はまとめ方次第で印象が変わるためいくつかパターンを用意しておくと便利です。

• ポニーやお団子でまとめ髪にする
• 前髪は少しだけ軽く動きを出す
• ツヤ感のあるベースメイクを意識する

髪をざっくりまとめて首元を見せ、ベースメイクにツヤを出しておくと、ボリュームのあるニットオンニットでも顔まわりに軽さが出て全体がぐっと垢抜けて見え、リップやチークで血色感を足せば冬のくすみ肌も明るく見えて写真映えもしやすくなります。