プチプラ知識編

服×カラーコーディネート入門|高見えするプチプラ服の選び方

アイキャッチ画像カラーコーディネート

おしゃれに見える人ほど色使いが上手だと言われますが、実は高価なアイテムがなくても、カラーコーディネートの基本を押さえれば、プチプラ服でも十分に垢抜けた印象を作ることができます。

本記事では、プチプラアイテムを活用しながら、色の組み合わせ方や配色バランス、シーン別のカラーコーディネート術について具体例とともに詳しく解説します。

プチプラ服でも垢抜けるカラーコーディネートの基本ルール

どれだけ服が安くても、色の組み合わせ次第で印象は大きく変わるので、プチプラファッションを高見えさせるには、まずカラーコーディネートの基本を押さえておくことが重要です。

ベーシックカラーで土台を作り、主役カラーで季節感や個性を加え、アクセントカラーの小物で仕上げることで、色数を絞りつつもまとまりのあるこなれ感を演出でき、安っぽさも回避できます。

プチプラコーデでおしゃれに見せるには、全体の色使いを意識することが大切です。中でも、ベース・メイン・アクセントの3色で構成する「色のバランス」がポイント。

基本的な配色バランスを意識するだけで、たとえプチプラ服でも驚くほど洗練された印象に仕上がるため、まずは取り入れやすい定番の3色使いからチャレンジしてみるのがおすすめです。

プチプラ服|ベース・メイン・アクセントの「3色ルール」を覚えよう

おしゃれに見える人の多くが取り入れているのが「3色ルール」で、プチプラコーデでも、このルールを守るだけで統一感のある着こなしが叶います。

「3色ルール」とは、1つのコーディネートに使う色をベース・メイン・アクセントの3色に絞り、全体のバランスを整える配色テクニックで、具体的には約70%をベースカラー、25%をメインカラー、5%をアクセントカラーとするのが基本です。

  • ベースカラー(約70%):白・黒・グレー・ベージュなど
  • メインカラー(約25%):ブルー、カーキ、ボルドーなど季節感のある色
  • アクセントカラー(約5%):赤、イエロー、シルバーなど目を引く差し色

全体の色数を3色に抑えてバランスを意識するだけで、プチプラでも統一感のあるおしゃれなコーディネートが簡単に実現できます。

色数を抑えたシンプルなコーディネートは、たとえプチプラアイテムでも全体に統一感と上品さを与えて洗練された印象に仕上がるため、まずはベース・メイン・差し色の3色構成を意識的に習慣づけることから始めてみましょう。

プチプラ服|失敗しにくい配色バランスとは?

プチプラコーデにおいては、カラーコーディネートでよくある“配色バランスの崩れ”を避けるためにも、色の配分をしっかり意識することが、全体を高見えさせるための重要なポイントとなります。

安っぽく見えてしまうコーディネートの多くは色の使い方に原因があり、使用する色を3色以内に絞るだけでなく、それぞれの色の分量やバランスにまで意識を向けることが、洗練された印象へと導くコーディネートの成功のカギとなります。

やす子
やす子
ベースカラーって、いつも白や黒にしなきゃダメなの?
ぷち子
ぷち子
ベースは白や黒以外でもOKです
ベージュやグレーなど主張の少ない色を使えば、まとまりやすくなりますよ

  • ベースカラー:全体の約70%を占める、コーデの土台となる色
  • メインカラー:約25%で、季節感や個性を演出
  • アクセントカラー:約5%、バッグや靴、アクセなどで取り入れる

例えば、ベージュのワンピース(ベース)にカーキのカーディガン(メイン)、ゴールドのピアス(アクセント)といったように、色を使う面積と役割を明確に分けることで、統一感とおしゃれ感が両立します。

色の役割と全体の配分(7:2.5:0.5)を意識することで、たとえプチプラのアイテムでもバランスよくまとまり、誰でも手軽に洗練されたおしゃれな印象を演出できます。

プチプラ服こそ”色合わせ”が命!高見えを左右する色の選び方

プチプラアイテムは素材感や縫製の違いによってチープに見えやすい傾向がありますが、だからこそ色選びを丁寧に行い、全体の色合わせを工夫することで、手軽に高見えする洗練された印象を演出することができます。

高見えするかどうかは色の組み合わせ次第で大きく印象が変わるため、プチプラアイテムを選ぶ際には流行を追うよりも、肌なじみや品のよさを引き立てる“上品に見える色”を意識したコーディネートを心がけることが重要です。

おすすめの高見えカラー組み合わせ例:

  • ベージュ×ホワイト:清潔感と柔らかさがあり、大人っぽい
  • グレー×ネイビー:知的で上品な印象
  • モノトーン+くすみブルー:抜け感と今っぽさを両立

逆に、ビビッドすぎる原色や蛍光色を多用するとプチプラ特有の安っぽさが目立ちやすくなるため注意が必要で、同じ価格帯のアイテムであっても色の選び方や組み合わせ次第で全体の印象に大きな差が生まれます。

落ち着いた上品な色を選んで組み合わせるだけで、プチプラでも高見えする洗練されたスタイルが簡単に叶うため、まずはベージュやネイビーなどの落ち着いたカラーから取り入れてみるのがおすすめです。

色で遊ぶ!プチプラ服だから挑戦できるカラーコーデ術

プチプラファッションの最大の魅力は、手頃な価格でさまざまなスタイルに気軽に挑戦できる点にあり、とくにカラーコーディネートにおいても失敗を恐れず自由に冒険できるのが、プチプラならではの大きな強みです。

高価なアイテムでは躊躇してしまう鮮やかなカラーや個性的な組み合わせも、プチプラなら気軽に取り入れられます。

同系色でまとめて洗練された印象にしたり、反対色で遊び心を加えたり、小物でアクセントを効かせたりと、色の使い方ひとつでグッと垢抜けた着こなしが叶い、トレンドカラーにも挑戦しやすいプチプラなら、色を味方にして安くても高見えするスタイルを楽しめます。

プチプラアイテムだからこそ気軽に取り入れやすく、失敗を恐れずに思い切ったカラーコーディネートにも挑戦できるため、自分らしい色遊びを楽しみながら新しいスタイルを発見するチャンスにもなります。

プチプラ服|同系色コーデでつくる、洗練された統一感

同系色でまとめたコーディネートは、色の統一感によって全体に洗練された雰囲気を生み出し、たとえプチプラアイテムであっても、手軽におしゃれ上級者のようなこなれ感を演出できます。

同系色コーデとは、同じ色味の濃淡やトーンで全身を統一することで、派手になりすぎることなく自然なまとまりを演出し、視覚的にもすっきりと洗練された印象を与えるスタイルです。

おすすめの組み合わせ例:

  • ベージュ×モカ×キャメル
  • グレー×ライトグレー×チャコール
  • ブルー×くすみブルー×ネイビー

色の系統をそろえることで自然なグラデーションが生まれ、特にくすみカラーやアースカラーを取り入れると、プチプラアイテムでも高見えしやすく、洗練された上品なコーディネートに仕上がります。

同じ系統の色でまとめるだけでも、プチプラとは思えないほどスタイリッシュな印象を演出できるため、まずは色のトーンに注目して、統一感のあるおしゃれなコーディネートを楽しんでみましょう。

プチプラ服|反対色コーデは引き算がポイント

華やかな印象を与える反対色の組み合わせは、コーディネートに遊び心を取り入れたいときにぴったりですが、一歩間違えるとちぐはぐな印象になりやすいため、配色バランスや面積配分に細やかな注意が必要です。

反対色コーデとは、ブルーとオレンジ、グリーンとピンクといった色相環で真逆の位置にある色を組み合わせてメリハリを演出する方法ですが、派手でちぐはぐに見えないようにするためには、どちらかの色を控えめに取り入れるのが成功のコツです。

おすすめテクニック:

  • 片方の色を小物やアクセントで使う
  • 明るさやトーンを抑えて組み合わせる
  • ベースは無彩色でまとめてから反対色を加える
やす子
やす子
反対色って目立ちすぎそうで、ちょっと勇気がいるな…
ぷち子
ぷち子
無理に大きな面積で使わず、小物やアクセントに使うと取り入れやすくなりますよ

これらを意識することで、色のインパクトを程よくコントロールし、プチプラでも洗練された配色を楽しめます。

反対色の組み合わせも、全体のバランスを意識して上手に“引き算”を取り入れれば、一気におしゃれ度がアップするため、まずはバッグや靴などの小物で気軽に取り入れてみるのがおすすめです。

プチプラ服|1点だけ色を効かせる「ワンポイント配色」のすすめ

全体はシンプルにまとめて、1つだけ強調するカラーを取り入れることで、プチプラでも印象的なスタイルが簡単に完成します。

ワンポイント配色とは、モノトーンやベーシックカラーで全体をまとめつつ、バッグや靴などに1点だけ鮮やかな差し色を効かせることで、シンプルながら洗練された印象と視線を引くリズム感を生むスタイルです。

活用しやすいアイテム:

  • バッグや靴でビビッドカラーを投入
  • スカーフや帽子など小物で差し色を演出
  • アクセサリーでメタリック系を取り入れる

たとえば、オールホワイトコーデに赤いパンプスを一点投入するだけで、全体の印象が一気に華やぎ、面積が小さくても存在感を放つこの配色の妙が、洗練された大人のおしゃれを引き立ててくれます。

1点だけに色を効かせるテクニックは、全体のバランスを崩さずにおしゃれ感を演出できるうえ、初心者でも簡単に取り入れやすく失敗が少ないのが魅力で、まずはお気に入りの小物など身近なアイテムから気軽に挑戦してみるのがおすすめです。

シーン別!プチプラ服で叶えるカラー別おすすめコーデ

コーディネートはシーンに応じた色選びが鍵になりますが、プチプラでも配色次第でオフィスやデートなど多彩な場面に対応できる着こなしが可能です。

シーンに合わせて色を選ぶことで、印象が整い、TPOに合ったおしゃれが叶いますが、プチプラでもベースカラーを軸に上品に見せるテクニックを押さえておけば、高見えしながら場にふさわしいコーディネートが完成します。

シーンに応じた配色を意識すれば、安くても手抜き感のない着こなしが実現できるので、シンプルな色使いからぜひ実践してみましょう。

オフィス向けプチプラ服|ネイビー・ベージュ・ホワイトで上品に

オフィスコーデでは、落ち着いた印象と清潔感を意識した配色が基本とされており、特にネイビーやベージュ、ホワイトといった上品で柔らかなカラーをバランスよく組み合わせることで、信頼感や好感度の高い印象を自然と演出できます。

ビジネスシーンでは、主張の強い色よりも信頼感や誠実さを与えるカラーが好ましく、知的で落ち着いた印象のネイビーに清潔感のあるホワイトを合わせ、さらにベージュを加えることで柔らかさや優しさも演出できます。

おすすめ配色例:

  • ネイビーブラウス×ベージュパンツ×白パンプス
  • 白シャツ×ネイビースカート×ベージュカーディガン
  • ベージュワンピース×ネイビージャケット×白バッグ

これらの配色は、落ち着きと清潔感を兼ね備えていてオフィスシーンにぴったりなうえ、プチプラアイテムでも品よくきちんと感を演出しやすい絶妙な組み合わせです。

落ち着きと清潔感のある配色を意識してコーディネートすることで、たとえプチプラアイテムであってもチープに見えることなく、きちんと感と品の良さを備えたビジネスシーンにふさわしい装いを叶えることができます。

やす子
やす子
場面ごとに服の色を変えるって、正直大変じゃない?
ぷち子
ぷち子
基本の配色さえ押さえておけば、服を買い足さずに小物で調整するだけでも対応できますよ

続いては、やわらかな印象を大切にしたいデートシーンにぴったりのカラーコーディネートを見ていきましょう。

デート向けプチプラ服|フェミニンなピンクベージュ×ブラウン

デートコーデでは、柔らかな印象を与えるカラーが好まれる傾向があり、中でもピンクベージュとブラウンの組み合わせは、女性らしい可愛さと落ち着いた上品さをバランスよく演出できるため、大人の魅力を引き立てる配色として非常に人気です。

フェミニンなピンクベージュに落ち着いたブラウンを組み合わせることで、甘くなりすぎず可愛らしさと大人っぽさのバランスが取れた、洗練されたデートスタイルが完成します。

おすすめ配色例:

  • ピンクベージュのブラウス×ブラウンスカート×白パンプス
  • ブラウンワンピース×ピンクベージュのストール
  • ピンクベージュニット×ブラウンのロングスカート

いずれも優しさと女性らしさが引き立ち、親しみやすい雰囲気を演出できます。

可愛らしさと落ち着きをバランスよく取り入れた配色を意識することで、たとえプチプラアイテムでも大人っぽく品のある印象に仕上がり、好感度の高いデートコーデが簡単に叶うため、ぜひ前向きに取り入れてみてください。

休日カジュアルプチプラ服|デニム×くすみカラーでリラックス感を

休日コーデには動きやすさとラフさを兼ね備えたカラー選びが求められ、デニムにくすみ系カラーを合わせるとリラックス感と今っぽさが両立します。

カジュアルなシーンではトレンド感と自然体の着こなしが鍵となり、どんなカラーとも相性の良いデニムにくすんだブルーやグリーン、ラベンダーなどの派手すぎないトーンを合わせることで、大人の余裕を感じさせる洗練された印象に仕上がります。

おすすめ配色例:

  • デニムパンツ×くすみグリーンのトップス×白スニーカー
  • デニムジャケット×くすみラベンダーのワンピース
  • インディゴデニム×くすみブルーのTシャツ×ベージュ小物

このようなコーデは、プチプラでもリッチな印象を演出しやすく、幅広い年代に取り入れやすいのも魅力です。

デニムとくすみカラーを組み合わせることで、プチプラでもさりげなく今どきの抜け感を演出でき、気取らない自然体のおしゃれを楽しみたい休日コーデにぴったりのスタイリングが完成します。

まとめ

服の印象はデザインだけでなく配色の工夫によっても大きく変わり、ベース・メイン・アクセントの3色を意識することでプチプラ服でも高見えが叶い、同系色でまとめれば洗練された雰囲気に、反対色を取り入れればセンスあるメリハリを演出できます。

さらに、ワンポイントで色を効かせるテクニックやシーンに応じた配色を押さえることで手持ちの服をより活用でき、色の力を味方につければ着こなしの幅も大きく広がります。

いかがでしたか?配色のコツやシーン別の活用法を知ることで、プチプラ服でもマンネリから脱却し、誰でも簡単に垢抜けたカラーコーディネートを楽しめるようになります。