こちらは、1960年代後半〜1970年代頃に生産された、10段のチュールレースが付いたmade in USAのスカート。アメリカうまれの、このようにパーティーで着るのにピッタリなスカートは、おそらく大活躍したはずなのに使用感が少なく、レースの穴あき、破れもない良いコンデションです。
10段のチュールレースが着いた、黒のロングスカートは、アンティークの中でもありそうでなかなか見かけません。そして、ここまでコンデションが良いものはとても珍しいと言えます。大人の女性にも上品に着ていただける、10段ティアードスカートです。
2.5センチ幅のベルトの土台にもレースが付けられているので、表から見ると上から下まで総レース
そして、下にパニエを履かなくても、スカート1枚でふんわり自然なAラインのシルエットになります。
スカートのウエストサイズは、1周66センチで左脇がファスナーあきの仕様になっています。ウエストサイズは、かぎホックの位置を変えて多少は調節可能ですが、お直しご希望の場合は、有料ではございますがローブ ヴィエルジュにて承ります。トルソーのウエストは1周59.5センチで、スカートを着用させるとウエストライン(1番細いところ)から2センチほど下に下がります。下の2枚の写真↓
☆3センチ、ピンでつまんで(3×2)ジャストウエストになった状態
アンティーク10段ティアードスカートの素材・仕様・シルエット
本体のスカートはオーガンジーのような薄いポリエステル素材で、裏は本体より厚めの茶色のポリエステル素材です。写真は裏から見たところ。
切り替えを入れずスカートに直接レースをステッチで付けています。この仕様にすることで、余分な縫い代の重なり・重みを出さずスカート全体を軽い仕上がりとなっています。
下の写真は裏から見たところで、ミシン目はチュールレースを付けているステッチです。made in USAのアンティークお洋服の中に時々見られるのですが、布端にロックミシンがされていません。
チュールレースが10段も付いているのに、シルエットが広がり過ぎていないのは、本体のスカートのパターンを計算して作られているから。厚み、重さなども考慮して仕上がりのフレアーやドレープ具合を計算して作られている、バランスの良い10段ティアードスカートと言えます。
アンティーク10段ティアードスカートのレース
美しいチュールレースの端はスカラップになっていて、お花の柄が入っています。
チュールレースの幅は(スカートを履いた状態で縦)8センチ。ミシンステッチが見えないように、2センチ重なるようにして付けられているので、実際チュールレースが見えている寸法は6センチです。
付け寸法(本体生地にレースを付けるところの実寸)に対して、約2.5倍のギャザーを入れたチュールレースが10段+ベルト分。ティアードスカートに付いてるチュールレース使用量をザッと割り出してみたら、この1枚に33メートル!なんとも贅沢な1枚です。
アンティーク10段ティアードスカートのコーディネート
トルソーは9号サイズで、160センチの身長設定にしています。年代物のスカートですが、今の時代のお洋服とも合わせやすいので 普段アンティークのお洋服をお召しにならない方にもお勧めです。
素材がレースなので、季節を問わずオールシーズンお使いいただけます。たとえば、これからの結婚式シーズン、トップスを変えるだけで何通りもコーディネートできるので、お祝いのパーティに出席する機会が多い時期にも、何度でも活躍してくれそうです。
寸法詳細は、お店のサイトの商品ページにも記載していますが、ご不明な点などごさいましたらお店のサイトのトップページにある、contact(お問い合わせ)フォームよりお気軽にお尋ねください。アンティーク・10段ティアードスカートのページ
お天気が良い日には、あなたの陰まで美しくしてくれます。
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