空からハラハラと舞い散る小雪のような白いドット
ガーゼのような薄い薄い生地に、1つずつ手刺繍されている綿ローンスカート
繊細ではかなくて‥それに、雪が地上の音をぜんぶ吸い取ってしまったかのような、静寂さも感じる真っ白なヴィンテージの綿ローンスカート
オリジナルは、1920年代の少女が着ていたと思われる小さめのワンピースでしたが、大人が着れるようにスカートにリメイクしました。およそ100年前のワンピースからできたスカートですが、傷もシミもなく美しい状態です。
前のポイントになっている4つのモチーフは、クルーニーというボビンレース。古くからヨーロッパに伝わるボビンレースは、1つ編むのに何日もかかるもの‥隅々まで手間をかけて作られたものだったことがわかります。
よく見ると1つ1つのドットの大きさが不均一で、それが手刺繍ならではのぬくもりを感じ、それと これほど繊細な生地に刺繍をする場合、糸の引っ張りかげんで すぐに生地に細い筋が通ってしまうものなのに、1箇所もそのように吊ったところがありません。熟練の腕の良い職人さんの手で創られたのでしょう。
中にインナースカートを履いて、1年中、いろんなコーディネートができます。白以外にも紺やグレー、黒、など合わせても素敵ですね。
» Robe vierge ヴィンテージ・綿ローン小雪スカート