アンティークのお洋服がお好きな方なら、アンティーク着物にも興味があるかもしれませんね。ネットショップでもいろいろ素敵な着物が販売されていますが、もし「京都に行こう」と計画されているのなら、京都の街で着物を探してみませんか?
アンティーク着物と一口に言っても、さまざまなものがあります。お細工用に使う小さな端切れ、踊りやお茶のお稽古用に着られていた比較的 新しいものから 今では、もう材料も手に入らない、職人さんの技術が詰まったものまで それらは、比較するものではなく用途によって、それぞれの楽しみ方があります。
京都で、アンティーク着物が買えるところ
- 蚤の市
- アンティーク着物店
東寺弘法市(毎月21日開催)
この蚤の市では、¥500・¥1000・¥3000〜高くても¥100000位までのものがあります。日常で着るもの・和雑貨の材料にするものや、今では 見かけることも少なくなりましたが中には掘り出しものが出てくることもあるかもしれません。着物以外にも帯紐や風呂敷などの小物は、外国人の方へのお土産にすると喜ばれます。
ここに、お宝が眠っているのではないかと、私は期待に胸を膨らませ何度も足を運びました。後日、手に入れたお宝を母に見せながら「こんなに良いものが、この値段で買えた」賞賛の声を待っていることを気付かれないように淡々と報告して、瞬時に事実を知る。
こんな事を何度も繰り返しながら、勉強を重ねました。今では、蚤の市で売られているものの中から、着物に触れなくても どんな触り心地である程度の年代物なのだろうというものは選別できるようになりました。
目利き力か運があれば、蚤の市で掘り出しものをGETすることができます。それに、私のように過剰な期待をしなければ、十分「お得感」を感じるお買い物ができるでしょう。
アンティーク着物店
今昔西村
河原町の骨董通りに古くからある着物屋さん。私の求めるお宝は、ここにありました。大正浪漫の香りが漂うアンティーク着物や帯がたくさんあり、何時間でも居たくなるお店。蚤の市価格とは桁が違いますが、素材・色・繊細な手仕事・時間をかけて創られた贅沢さ・もう創られることがない品だと思うと、安く感じます。着物以外にも、お土産にできそうな がま口やカードなども売っています。
外から見ると少し敷居が高く感じますが、いつもとても親切な応対をして下さいます。舞子さんがお座敷で着ていた着物を見せてくださったり、色の名前・柄の意味・着物と帯の格を合わせることなど・いろいろなお話を聞かせていただきました。
ちんぎれや(珍裂屋)
今昔西村のすぐ近くにある、博物館クラスの珍しい古代裂が揃う専門店。明治35年創業の「ちんぎれや(珍裂屋)」着物屋さんではありませんが、江戸時代のものを中心に、骨董品扱いの裂が並んでいます。織物、染物、更紗など古代裂を使ったガマ口やポーチも販売しています。
やや
知恩院門前の骨董街にあるお店 戦前・戦後、昭和後期の着物や古布のはぎれ・ボタン・雑貨があり、カラフルな柄のアンティーク着物がたくさん並んでいます。雑誌にもよく紹介されています。
京都高島屋 ローズちゃん
今日ご紹介した着物のお店は、河原町から徒歩で行ける距離にあります。しかし蚤の市に行った後に全部まわるのは、健脚な方でもギリギリかと思います。可能であれば、蚤の市に行く日と着物屋さんに行く日は別の日にすることをお薦めします。
↓早朝の河原町通り この通りは、休日の日中たいへん混雑するので歩くのに時間がかかります。
それに、お店がいっぱい並んでいて 急いでいても素通りできなくなるかもしれません。
着物雑貨のお店↓ ヴァンサンカン・家庭画報・美しいキモノなど雑誌に載るお店 上品で可愛い和柄のガーゼハンカチは、お土産にお薦めです。
男の人と京都の街を散策する時の注意
何かをするたびに、全て理由を聞く癖がある男の人 そのような人は、あなたが特に買う気はないけど「下駄が見たい」「簪を見る」と言うたびに「何故?何の為に?」質問を繰り返します。その度にあなたは、説明・懇願しなければいけません。お互いの希望コースが違う場合は、思い切って数時間 別行動をしましょう。そうする方が、夕食の時間が楽しくなるかもしれません。
- 事前にパートナーと話し合って、コースを決めましょう
- 無理をせず、別行動をする時間をもうけましょう
素敵なアンティーク着物に出会えたら良いですね。でも、もし今回 理想のものに出会えなかったとしても大丈夫です。あなたは、知らぬ間に勉強して目利き力を蓄積しているはずです。いつか その力を発揮できます。無理のないスケジュールで、アンティーク着物を探す旅をお楽しみください。
Robe vierge お店のサイトはこちら