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レースには、お洗濯をすると生地よりも縮む性質のものがあります。
その為、水通しをしてあらかじめレースを縮ませてから
生地と縫い合わせます。
レースの水通しと縮み
この記事では、手芸でよく使用される
綿レースとトーションレースを使用して
水通しの縮みテストをしてみました。
綿レース
綿生地に刺繍加工を施した生地レース
穴があいたもの、裾がラウンドになったもの等
多くのデザイン、レース幅の種類があり
レースの中でもっとも広範囲に使用されています。
トーションレース
麻糸や木綿糸で編まれているものが多く
粗い編目状になっています。
両端共、布に挟み込まなくても使える利便性から
こちらも広範囲で使用されています。
素材に使用してる麻糸の性質上、かなり縮む傾向がある為
必ず水通しをしてから使用されるのをお勧めします。
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レースの水通しの方法
水に浸けて揉んだ後、しばらく放置して
タオルで包んで水気を取り
軽くシワをを伸ばしてから、自然乾燥させます。
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水通しの縮みテスト
今回は、写真1番上の綿レース、以下トーションレース5種類で
水通し後の縮みをテストしました。
綿生地に刺繍を施してる綿レースより
麻糸や綿糸で編まれてるトーションレースの方が
縮みやすいのが特徴です。
又その縮率もデザインや幅によって異なります。
↓各レース共2本ずつ、20㎝に切った水通し前の状態
以下、各レースごと
上:元のレース、下:水通し後のレースを並べ
それぞれの縮み結果を記載した写真が続きます。
参考まで
「へぇー レースって縮むのねー」って感じで
サラーっとご覧下さい。
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幅〈縦)の細いレースの横の縮みは、
それぞれの素材や織り方によって異なりますが
縦の縮みは、どれもごく僅かでした。
幅が広めのトーションレースは、かなり横が縮みます。
このピンクと次のイエローは、横1.5㎝、縦0.5㎝縮みました。
最後にもう1種類、細い幅の青
こちらも、縦横共わずかな縮みでした。
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レースのアイロン
綿レースの場合、乾燥後アイロンをしないとくしゃくしゃになるので、
生地と同じようにアイロンをあてて、布と縫い合わせます。
アイロンをあてても、寸法は変わりません。
トーションレースの場合、凹凸があるのでアイロンをあてると
この凹凸が平面になり、レース自体が伸びます。
レースが伸びた状態で、生地と縫い合わせると
お洗濯後レースだけが縮み、本体生地がつってしまいます。
そいう理由から、アイロンをあてないで使用するのをお勧めします。
以上
レースの水通しと縮みについてでした。
とても長くなりましたが、つまり
レースは、使用前に水通しをしましょうって話でした。
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次回より、《レースの付け方》記事を
数回に分けて更新します。
ぜひ、こちらもご覧ください(﹡ˆᴗˆ﹡)
merci♡
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