見慣れた服にお気に入りのレースを付けるだけで、さりげなく・ドラマティックに変身します。
写真のレース付きの服は全て、今日ご紹介するレース付け方をしているもの。もともとレース付き・なし、元のレースをはずしてアンティークレースに付け替えたものいろいろです。
もしもお気に入りのアンティークレースがあるなら、ワンピースやチュニックの袖口や裾、パンツの裾などに付けてみませんか。今よりも素敵になるかもしれない・・・そんな予感がするなら試してみてください。
レースをミシンで縫うところ
レース端から離れすぎたところを縫うと、レースがヒラヒラと浮いてしまいます。逆に、あまりにも端からギリギリの位置を縫うと、厚みのあるレースなどの場合縫い目からレースがはずれてしまうことがあります。レースの素材、幅、デザインを見てどの位置を縫うか決めましょう。
↓ー ー ー レースをミシンで縫うところ。
リメイク・レース付け方の基本
袖口や裾にレースを付ける時は、本体布とレースを縫い合わす前にレースを付け寸法+縫い代分にカットして、脇線を縫ってロックミシンをかけて輪の状態にしておきます。
基本のレース付け方は3種類です。
- ロックミシン+ミシンテッチ。本体生地を端始末して、表からレースをミシンで縫う。
- 三つ折+ミシンステッチ。本体生地端を三つ折りして、裏からレースをミシンで縫う。
- ロックミシン、二つ折り+ミシンテッチ。本体生地を端始末して二つ折りした後、表からレースをミシンで縫う。
ロックミシン+ミシンステッチ
裾や袖口など、布端にレースを付ける場合によく使われる仕様です。ロックミシンをかけた後、レースを重ねて縫うだけなので工程が1番少なく済みます。
- レースを付ける本体生地の端にロックミシンをかける
- レースを重ねて、表からミシンで縫う
三つ折り+ミシンステッチ
レースがヒラっとなるように仕上げたい時に、お勧めの仕様です。レースが見える幅・ステッチの幅によって表情が変わります。
- レースを付ける本体生地を裏側に三つ折りしてアイロンをあてる
- 三つ折りの折り代端とレース端を合わせて、折り代端から2〜5ミリのところをミシンで縫う
ロックミシン、二つ折り+ミシンテッチ
レースの隙間から、ロックミシンをした生地端が見えるのが気になる場合は2つ折りします。
- レースを付ける本体生地の端にロックミシンをする
- 裏側に二つ折りして、アイロンをあてる
- レースを重ねて、表からミシンで縫う
リメイク・レース付け方の注意
- アンティークレースではなく、新品のレースを使用する場合は、お洗濯すると縦横共に縮む恐れがあります。特にトーションレースはかなり縮む為、縫う前に必ず水通しをします。
- 染めているレースは、色落ちしないか水に通してチェックする。いくら良い色のレースでも、本体に色移りしてしまっては大変です。
- アイロンをかけるのが、綺麗に仕上がるポイントです。
- もしも縫うのを失敗した時、繊細なレースほど【ほどく】のが大変です。自信がない場合は、しつけ糸で留めてから縫うことをお勧めします。
次回、レース付け方の続編に続きます。
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