白いキャンパスに美しい花が描かれた絵画みたいな、アンティーク・フランス刺繍スカート
こんな美しいスカート、きっと 1度見たら忘れない
どこから見ても 美しく 華やかで 幸せのスカートって感じがするから、ちょうど良い厚さのガラスのケースにいれて、壁にかけて眺めていたいほど。
いろんな色の刺繍糸で 何種類ものお花を刺繍しているけど、それらがみごとに調和して美しい絵が完成されています。この中の1輪のお花が欠けても寂しいし、これ以上だと少しにぎやかすぎる。絶妙なバランスで活けられた花みたい。
ネーム表示がないけど、ご自分のお庭をスケッチして刺繍されたのかな？まさかターシャデューダーのお庭じゃないよね？1番最初、このフランス刺繍スカートに出会ったとき思いました。
あとから落ち着いて 1つ１つの花を見てみると、糸のひき加減が全て均等で、裏から見ても隅々まで丁寧に素晴らしいフランス刺繍が施されてることがわかった。これは、相当 刺繍が得意な方の手で創られたフランス刺繍スカートに違いない。
いろいろなステッチで刺されたフランス刺繍スカートは、刺繍のお手本としても活躍してくれそう。
真面目な顔をして真っすぐに立ってる青いデルフィニウム、1本の茎から3つも花を咲かせてくれる気前の良いオレンジのカーネーション、赤い花びらの端がピコミシンをしたフリルみたいなポピー
陽気で面倒見の良い青いガーベラ、中学生の女の子みたいな黄色いコスモス、やっぱりパンジーは恥ずかしがりや‥
1つ1つの花や蕾、1枚1枚の葉っぱが、ちゃんと植物の特徴をとらえていて みんな違う形をして生きているみたいに見えるから、きっとお花を愛する人の手によって施されたフランス刺繍なんだと思う。
写真でわからない位の薄いのも合わせると5箇所、クリーニング屋さんから戻っても薄い小さなシミが残ってたけど ほとんど気にならない位です。1番目立つので、下の写真の黄色い花の右側にある長さ5ミリ、最大幅2ミリのものです。白なのに、それ以外に汚れはなく 全体的に清潔感があって綺麗な状態なので、フォーマルな席でも着物の晴れ着のような感覚で着ていただけるかと思います。
音楽を聴いて、懐かしさや楽しかった記憶・切なさ・意思とは関係なく感情が沸き上がるのと同じように、自分のクローゼットやアルバムの中の服を見てもいろんな気持ちが溢れてくることってありませんか？それは、自分の服に限らず人が身に付けていたものでも。私は数えきれないくらいあります。
このアンティーク・フランス刺繍スカートだって そう。出会った時、あまりの美しさにびっくりしたこと、クリーニング屋さんから戻ってきた時「薄いシミのこと、ごめんね」って元気をなくしてたみたいだったのに、トルソーに着せたとたん誇らしい顔をして、私を安心させてくれたこと。
既にいろんな記憶が刻まれてる。これから誰かの元にいって、その人の人生に彩りを添えることになるのだけど、この美しさは着る人だけじゃなく目にした人までも幸せにするから、街に花を添えるたびに きっとたくさんの幸せを運んでくれるでしょう。
1度見たら忘れないくらい 美しいアンティーク・フランス刺繍スカートだから
» Robevierge アンティーク・お花刺繍・ラップスカート
